スマリツ

今月発売の１３セルテート、ダイワにしては異例の時期でのモデルチェンジだと思いましたが、内容的にはモデルチェンジと言うよりはカスタムバージョンと言った方がいいのかな？
10セルテート以降に可能になった技術を追加して価格上昇は抑えめ、なんだか凄いお買い得感です。

私が買ったのは2510PE-H、昨年買った12ルビアス2004Hに続き、またしてもダイワのハイギアスピニング。

ここ数年で、ステラやヴァンキッシュ等のハイギアも使ってきましたが、ノーマルギアでは最高に滑らかなのにハイギアだと実釣でコツコツノイズが出るシマノに比べ、ダイワはハイギアでもこの手の劣化はありません。

ノイズの出所はクロスギア溝の交差箇所だと思うので、次回のステラ以降に何か新しい手を打ってくれる事を期待してます。





2510PE-Hには55mmハンドルにT型ノブが付いてます。
11カルディア2506Hでは、55mmハンドルがちょっと長いなと感じてたので少し短いハンドルと交換します。

ちなみにルビアス2004Hの45mmハンドルは干渉無く装着可能。

あと、イグジストのラインローラーで、酷く回転が鈍い個体を見たのがずっと気になってましたけど、この個体では軽く回ってくれました。



ついでにスプールとローター＆ベール重量。スプールエッジはカルディアと同じ薄いタイプ。





ハンドル短くした分巻きが重くなるのを覚悟してたのに、空回しでは思っていたほど悪くない。巨大ギヤの効果かザイオンローターの恩恵かわかりませんが、まずは45mmで使ってみます。

あとギヤのガタがほとんど無いのも驚きでした。自分で調整する時でも、ここまでガタ無しにできるか？って思うくらい完璧な調整。



以上、毎度の室内インプレでしかないですけど、今回のセルテートはダイワが本気で売ろうとしてるのを感じます。イグジストはやっぱり高過ぎるし、ルビアスはポジションが良く分らないし。

ただ、ダイワのハイギアはちょっと密巻き傾向になるのが気になるところで、昨年11カルディア2506Hに0.4号PEを巻いたらバックラッシュしまくったのが、0.6号にしたらピタリと収まりました。実際の原因は不明ですが、今はこれを疑ってます。

しばらく使ってからちゃんと評価しなおしますけど、第一印象がここまで良いリールは初めてかも。


ダイワ(Daiwa) １３セルテート　２５１０ＰＥ－Ｈ




※追記※
近所で投げてきました。シーバス狙いだったんですが、釣果は触れないでください。

使用したラインはファイヤーラインEXT0.8号、強風のなかでもライントラブルは無し。
45mmハンドルは引き抵抗あるルアーの早巻きでは、やはりちょっと重く感じる。私はまだこれで使いますけど、50mmくらいが良いのかなと思いました。

追記の本題はフィーリングの変化についてです。最初素晴らしくガタが無いと思っていたギヤですが、ちょっと使ったらわずかにガタが出ました。たまたま新品の歯のエッジが上手く合ってしまってただけだったのかもしれません。
そして多少のゴロツキ感も発生、ハンドルを巻きながら本体側に力を入れた時と逆とで全くフィーリングが変わったので、ここの隙間を詰める事にしました。


出荷状態で4枚ものワッシャーが入ってました。厚さを測ったら0.3、0.08、0.08、0.01mmのようです。

組立時に相当シビアに調整してくれてるのが伺えます。



手元にダイワ用のワッシャーが無かったので、シマノ用で代用。

この場合、ベアリングの外側では無く内側に入れた方が良いかなと思います。



0.1mmを追加して、元から入ってた0.08mmを1枚抜きます。


再度ハンドルを付けて回したら、ギアのゴロツキ、ガタつき、力の入れ方によるフィーリング変化もほぼ無くなりました。
あとちょっとという気もするけど、実釣では気にならないと思う。またこれで使って、状態を見ていきます。

※ご自身で調整する時は自己責任で、くれぐれも隙間の詰め過ぎには注意してください。